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隠れそばとは…

昔から、白鷹には各集落に一軒以上「そば屋」という屋号を
持つ家があり、たのまれた時や祝の席などで腕を振るう
蕎麦打ち名人がいました。

そしてそれは戦後まで続いたといいます。
なかでも十王の「松野そば」(現在は休業中)は蕎麦通には
つとに有名で“近郷近在に知らぬ者はない”と言われるほど
の名店だったといいます。

古くは大正時代から、農業の傍ら新蕎麦ができる冬に限り
蕎麦を打ち、自宅で振る舞っていたそうです。

やがて昭和の末から平成にかけて、白鷹にそれぞれ独自の
想いを持った蕎麦屋が次々と開店するようになりました。
それぞれの店主が精進を重ねたそれぞれの味で楽しませてくれ、
遠来からのお客様も口コミで増えてきました。

彼らが打つ蕎麦は「白鷹の蕎麦」というにはくくりきれない
難しさがあり、あえて共通項を括れば「生粉打ち、細打ち、
濃いタレ」が特徴といえます。

しかし、そば粉とて挽きぐるみや丸抜き、タレはかつおは
もとより、トビウオ、椎茸と実に独創的。

皆、自宅を店として開放しひっそりと営業していた松野そば
のような営業スタイルが原点となっていることから、
「しらたかは隠れ蕎麦屋の里」と呼ぶようになりました。

~白鷹町観光協会資料より~


そして今回はその隠れそば屋の中の一軒の「熊屋」さんを
訪ねました。

白鷹町に行くには最近、道路も出来て以前よりは山道を
通ることもなくなってしまいましたが、あえて旧道を通って
行くことにしました。

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県民の森の近くには冬はわかさぎ釣りで有名な畑谷大沼が
ありますが、来たのは4月1日でしたが、沼にはまだ氷が
張っていました。

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そして、今まで何度か訪れたことはあったのですが
この看板を見たのは初めてでした、この地区は山辺町に
属する里村の作谷沢と呼ばれていますが、「まんだらの里」
って?

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作谷沢地域には多くの石仏がありますが、それらを調査された
元作谷沢小学校長の烏兎沼宏之氏によって、石仏などとともに
多くの民話が伝わっていることも分かりました。

そこで烏兎沼氏は民話を小学校だよりに掲載。その後、
それらをまとめて一冊の本とし『まんだら世界の民話』を発刊。
本は、県内のベストセラーとなりました。本を読んで、
遠く県外から訪れる人もいるほどです。

「まんだら(曼陀羅)」とは仏教の悟りの境地をいいますが、
地域にある多くの石仏などが置かれている様子が「まんだら」
の世界を表しており、庶民信仰があった里ではないかとのことから、
烏兎沼氏は作谷沢を「まんだら世界」と名付けたそうです。

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なんだか前置きが長くなってしまいましたが、蕎麦の食べ歩き
を始めてから山形のいろんな地区を巡って、今まで知らなかった
地元、山形の歴史やら風土やらを知りました。

さて、荒砥駅から最上川沿いに寒河江方面に進むと鮎の簗場が
あるので有名な「鮎茶屋」の手前にある黒滝橋を渡り、県道9号
を北に最上川沿いに進むと、ポツンと赤い平屋の建物が見えて
来ます。

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店に入るとすぐ、蕎麦打ち場がありました。

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注文出来るのは「もりそば」のみ。

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大きな座卓が並び手前の部屋にはコタツもありました。

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蕎麦は山形の飯豊産と北海道産を時期によって選んで
使っているそうです。

つゆにはしいたけと昆布を使っています、かつおだしは使わない。
昔はダシにかつおは使っていなかったはず、と...
しいたけの香りが強くかんじられるつゆ。

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つゆはかなり濃い、初めての人は少し驚くほどかも、
これが白鷹の蕎麦なのである、でも、僕は追加を頂いた。

粗めに挽いた十割り蕎麦。

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山形県西置賜郡白鷹町大字高岡3869
熊屋(くまや)
0238-85-4545
定休日 無し
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